観光地の面的DXにおけるデータ収集・データ分析
カテゴリ: DX推進
サブカテゴリ: 経営力向上支援, データ活用支援, ブランド構築支援
業界: 観光協会
導入の背景
面的DXとは、観光地全体の生産性向上を目指してデジタル技術を活用し、面的に広がる事業者の連携・情報共有を促進する取り組みです。地域内の宿泊施設や事業者が個別最適ではなく、連携しながらデータを可視化・活用することで、より高い生産性と持続可能な観光地経営が可能になります。本プロジェクトでは、当社がCRM構築パートナーとして参画しました。
解決策
以下の機能を備えたCRMシステムを開発・導入しました。
・各宿泊施設の予約データを自動収集し、地域全体の需要動向や各施設の現状を簡単に可視化・比較できるデータ分析機能を搭載。
・宿泊施設を取りまとめる組合が、施設間の情報共有・伝達を行えるとともに、各施設が個々の顧客へ戦略的なアプローチを行える顧客管理機能を実装。
・データ分析は定型レポートに加え、柔軟にカスタマイズ可能とし、各事業者が主体的にデータ活用に取り組み経営戦略に反映できる仕組みを整備。
成果
CRMの導入により、地域全体のデータが一元管理され、観光地全体での戦略的な経営が可能となりました。宿泊施設間での横断的な連携意識も高まり、地域内での情報共有・連携が強化。各施設が顧客データを戦略的に活用する体制が整備され、面的DXの中核となる仕組みづくりが実現しました。